約 3,257,783 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/2852.html
このページはこちらに移転しました いつか見た鬼 作詞/15スレ17 作曲/15スレ40 カタカナ カタカナ 肩叩き! カタカナ カタカナ 刀狩り! HEY!!? たまには鬼粒 数えたいとか 君の瞳に映る 明日の光が 眩しい 嗚呼 ケタ違いー ケタ違いー あいつら きっと 佃煮☆ガールズです。 音源 いつか見た鬼.mid いつか見た鬼(歌:207スレ123) (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12869.html
このページはこちらに移転しました いつかのこと 作詞/のくた 君があの日 ささやいた 「約束しよう、いつか会いに行く」 小指を繋げる距離じゃなくても 信じてた 君がすきだった 君があの日 ささやいた 「約束しよう、いつか会いに行く」 こだまするよ 耳の奥深く 今も元気にしてるかな 笑って過ごしているのかな
https://w.atwiki.jp/ryuunabe/pages/3148.html
松井いつか2 アイドレスWiKiの該当ページ L:松井いつか2={ t:名称=松井いつか2(ACE) t:要点=猫耳,髪が長い,くせっ毛 t:周辺環境=FEG t:評価=全能力23 t:特殊={ *松井いつか2のACEカテゴリ = 個人ACE,PLACEとして扱う。 *松井いつか2はのほほニスト、やわらか舞踏子、やわらか猫妖精、松井総一郎の恋人として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。 *松井いつか2は松井総一郎を帯同する間全ての判定で+3される。 } t:→次のアイドレス = やわらか猫妖精(職業),やわらか舞踏子(職業),のほほニスト(職業),やわらかく抱きついてみる(イベント) } 能力 ACEのみなし職業の消費質疑によりACEは燃料消費しません(能力部分にはいちおう表示してます) *のほほニストはカウントダウンを10増やすことが出来る。 *のほほニストは恐慌状態にならず、落ち着いて行動できる。 *のほほニストは移動時のARを1減らすことが出来る。(普段の散歩で、抜け道を覚えているのだった) *やわらか舞踏子の位置づけ = ,,,舞踏子系。 *やわらか舞踏子の着用制限 = ,,,着用制限(性別:女性) *やわらか舞踏子のパイロット資格 = ,,,搭乗可能({I=D,RB,航空機,艦船})。 *やわらか舞踏子のコパイロット資格 = ,,,搭乗可能(全て) *やわらか舞踏子の搭乗補正 = ,,,({I=D,RB,航空機,艦船}に搭乗している場合での)全判定、評価+2。 *やわらか舞踏子のオペレーター行為 = オペレーター行為,歩兵,条件発動,なし。 *やわらか舞踏子の特殊補正 = ,,,(みなしACE({<ヤガミ>,<ドランジ>,<アキ>})を守る場合での)全能力、評価+3。 *松井総一郎の恋人の着用制限 = ,,,着用制限(<松井いつか>)。 *松井総一郎の恋人の帯同補正 = ,,,(<松井総一郎>を帯同する間)全判定、評価+4。 *松井総一郎の恋人のコパイロット資格 = ,,,搭乗可能(松井総一郎の乗る機体)。 *松井総一郎の恋人の全世界活動能力 = ,,,全ての世界で活動できる。 *松井総一郎の恋人の援軍能力 = ,,,<松井総一郎>が望めば登場を行える。 *松井総一郎の恋人の身代わり能力 = ,,,<松井総一郎>を守る場合、ダメージを全て代わりに受けられる。 派生前 松井いつか→松井総一郎
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/28.html
律「いやー、たまたま早く起きたから朝練でもしようかなー …なんて?」 和「あら?律きてからずっと教室にいるじゃない」 律「わわわっ!和っ!空気読めって!」 和「?」 澪「律!!どういう事か説明してもらおうか?」ギロッ 律「実は分身してたんだよ!演奏してたのはもう1人の分身の方!」アセッ 澪「ちゃんと説明しろっ!」 ドゴッ 律「いた~いっ!」 和「ちょっと、あんたたちどうしたの?」タタッ 律「澪が~」 澪「律が!」 和「一体どっちがどっちなのよ…」 律「澪が殴るんだよ」 澪「元々律が勝手に学校に行っちゃったのが悪いんだろ!?」 律「あーあー!じゃあ何だよ!私は澪に許可取らないと学校行っちゃいけないってか?」 澪「そうは言ってないだろ!」 和「2人、落ち着きなさい」ヤレヤレ 律「ふんだっ!澪のわからず屋っ」プイッ 澪「それは律の方だろうがっ!」プイッ 和「はあ… 何やってるのよ」 律澪「フンッ!!」 紬「…」ジーッ 澪「ったく!何なんだよっ!」イライラ 紬「…」ガタン テクテク 紬「澪ちゃん、おはよう…」 澪「ム、ムギか おはよう」 紬「…」 澪「…(そういえばムギも昨日おかしかった… 何か律の事知ってるんだろうか)」 澪「なあ、ムg」 紬「澪ty」 紬「あっ、澪ちゃんからどうぞ」アセッ 澪「いや、ムギからでいいよ」アセッ 紬「澪ちゃんの方が先だったわ」 澪「私は大した用事じゃないよ ただ昨日の質問が気になってさ」 澪「律の様子が昨日からおかしいんだ 何かムギ知ってるんだよな?」 紬「…」ウツムキ 澪「あ… い、嫌なら話さなくていいんだっ!」 紬「そういうわけじゃないのっ でも私から話していいのやら…」オロオロ 律「…」ススッ 澪「っ!何だよ、律!」イラッ 律「それは… 私の口から話すよ」 律「…」 澪「…」 紬「…」 キーンコーンカーンコーン 律澪紬「!!」 ドタドタドタドタ!ガラガラッ! 唯「セーッフ!!」ズザー 唯「あ!みんなおはよ~」 唯「ん?みんなどうしたの~?」 澪「いや、なんでもないよ おはよう」 律「ちっす!」 紬「おはよ~」 テクテクテク ガラガラッ ストンッ 唯「いや~ 危なかった危なかった」エヘッ 和「唯… もうちょっと余裕持って行動しなさいよ」ハア 唯「エヘヘヘ だって2度寝が気持ちいいんだもん~」 ガヤガヤ 律「とりあえずこの話は放課後な」 澪「ああ、約束だぞ?」 紬「それじゃあさわ子先生が来る前に座りましょ~」トテトテ ガラガラッ ピシャッ 起立!礼!着席! キーンコーンカーンコーン 律「んー疲れた!やっと終わったぜー(いよいよ放課後…か)」 唯「スピー スピー」zzz zzz 澪「それじゃあ部活いくか(やっぱ話って部活終わった後だよな…」 唯「クー クー」zzz zzz 紬「その前に唯ちゃん起こさないと!(きてしまったわね…)」 唯「ううん、むにゃむにゃ」zzz zzz 律「ゆーいー おーきーろー」 澪「起きないとお菓子無くなっちゃうぞ!」 紬「お茶冷めちゃうわよ~」 唯「うへ?ん?」ムクッ 唯「ここ何処?」 律澪紬「が っ こ う !」 ガチャッ 梓「あっ!先輩方」スタッ 律「おう!部活はじめんぞー」 唯「あーずにゃん!こんにちは!」ダキッ 梓「唯先輩こんにちはです」 紬「まずはお茶入れるわね~」カチャカチャ 澪「う、ん そうだな」 唯「わお!珍しいね澪ちゃん いつも練習だーってなるのに」エヘヘ 澪「今日は少し休憩取ってからにしよう(お茶飲んで落ち着こう…)」 梓(なんか今日の澪先輩元気無いな…) ジャジャ、ジャジャ、ジャーン 唯「う~ん?」ムムッ 律「なんか合わないな また私のドラム走っちゃったか?」アチャー 紬「そんな事はないと思ったけど~」ニコッ 梓「全体的に合ってない様に感じました…」ショボン 澪「歯車が噛み合ってないような感じだな」フウ 律澪紬(やっぱり気になって演奏に集中できない!) 律「あーだめだだめだ!こんな状態じゃろくな練習ができん!今日はもう終わり!」 梓「ええっ!もうですか?」 唯「今日はもう疲れたしだいさんせ~」 律「お前は寝てただけだろっ!」ビシッ 唯「あいたー」エヘッ 紬「仕方ないわね」 律「という事で解散!」 梓「ブーブー!」ムスッ 澪(放課後…部活終了… いよいよか) 唯「あれ?りっちゃんたち帰らないの?」 律「あ、ああちょっとな 生徒会に呼び出されててさ」 律「澪には手伝いやってもらおうと思ってな」 唯「ふ~ん じゃあ先に帰ってるね あずにゃん、行こっ!」 梓「それではさようならです!」 澪「じゃあな」 律「あばよっ!」 紬「私も帰ってるわね~(話はりっちゃんがするから私は帰った方がいいわよね?)」 律「おう!また明日なー(ああ、悪いなムギ)」 ギイー ガッチャン 律「…」シーン 澪「…」シーン 澪(うう… この間は一体何なんだ…) 律「…」ウツムキ 澪(くそっ!このまま突っ立ってても仕方が無い!)キッ 澪「なあ、律」 律「うん…」 澪「なんで私に隠し事するんだよ!?私たちの仲だろ?」 律「うん…」 澪「何事も隠さずビシッと言ってくれる所が律のいい所だろ!」 律「うん…」 澪「うんってお前、それじゃあ分からないだろ!」 澪「言いたい事があるならハッキリ言ってくれよ!!」 律「いやあー… その、澪に隠してたという訳じゃあないんだ」モジモジ 澪「じゃあなんだよ」プンスカ 律「言い辛かったというか何というか…」モジモジモジ 澪「何だ律らしくもない 別に笑わないから言ってよ」 律「そ、それじゃあ…」 ゴクリ 律「私、田井中律!17歳!この度お、おおお付き合いすることになりまして!!」ドドンッ 澪「は?」 律「いや、は?じゃなくてさ」モジモジ 澪「ふえええぇぇぁぁぁ!??」 3
https://w.atwiki.jp/dhgabix/pages/28.html
流血少女・プロローグ ――私たちの学園は呪われてる。 どうか、みんなを助けてください――。 そう少女は言い残して力尽きた。 校門まで続く流血の跡が、少女の傷の深さをうかがわせる。 「いったいどうするよ?」 一人が皆の顔を見る。 少女の身なりを見るに他校の生徒であろう。だが、少女の着ている制服は、羅漢のものとも違う。彼ら希望崎の生徒と縁があるとは思えない。 少女は突然この希望崎学園へと現れた。それも全身ぼろぼろで、大量の血を垂れ流しながら。 謎の来訪者を前に、希望崎学園は騒然となった。ハルマゲドンの幕開けだと大騒ぎするバカも現れるほど、学園はそのとき平和だった。平和すぎた。 校門の前にどっと人が押し寄せ、少女の最期の言葉を聞いた。しかし、その発した言葉は、あまりにも短く、集まった生徒たちは途方に暮れていた。みなが立ち尽くす中、一人がぼそりと呟いた。 「その校章……たぶん、妃芽薗の子だと思う」 その言葉を聞き、校門に集まった者たちは互いに顔を見合わせる ――妃芽薗。 その名は彼らにとって、聞きなれないものだった。 「えっとね。妃芽薗って言うのは、まだ卒業生も出てない新設の女子校で、あんまり有名じゃないから知らなくても無理ないと思う」 女子校。 そのフレーズで男子生徒たちの目の色が変わる。 「ここで、一肌脱がなきゃ男じゃねえっしょ!」 「ふっ、女子校か……。と、なるとイケメンの代名詞たる、この僕の出番じゃないかな?」 「女の子……喰う。俺、女の子、好き」 盛り上がる男子を尻目に、女の子たちは話を進める。 「じゃあ、妃芽薗に行って直接話を聞きに行く?」 「無理だよ……、あそこ監獄みたいになってて、一度入ったら出入りはおろか、連絡すら取らせてもらえないって噂だもん」 「そうだよ! うちのにぃも、『世界を掴んでくる』って言い残して帰って来ない!」 「てかさ、なら、その子はどうやってここまで来れたのよ」 「思うに、あの傷で妃芽薗からここまで来れるのかなって。血の跡もずっと向こうで途絶えてるし、たぶんテレポーテーションのような能力を使ったんじゃないかなー?」 「へー。てれぽーてーしょんねー。まぁ、何かあったのは事実だろうけどさー、ぶっちゃっけ、うちらにできることって無いよねー」 「だよねー。男子は乗り気みたいだけど」 女子は女子で盛り下がっていく中、男子たちも話はそれぞれの性癖についてへと話が脱線していく。 最早、妃芽薗を助けるという雰囲気でもなくなってきたころ、突如として影が現れる。 「話は聞かせてもらった!」 話合いに割って入る声。 「明日、俺たち番長グループは妃芽薗に遠征に行く」 突然の発表に周囲が騒然とする中、その場に居合わせた生徒会らは、ぎらりと目を光らせる。 「あなたたち、戦争にでも行くつもりですか?」 「言わずもがな! 助けを請われてその手を拒むとは、魔人の風上にも置けん」 「あなたたちからそのような言葉を聞けるとは……。いいでしょう、我々生徒会も全面的に協力しましょう!」 生徒会と番長グループの代表は互いに固く手を握り合う。 その場に居合わせた一同が、その場のノリで拍手をする中、生徒会と番長グループは内心ほっとしていた。体面的には格好をつけては見たものの、生徒会と番長グループには共通した別の思惑がある。 ――生徒会長と番長が、妃芽薗に行ったっきり帰ってこない。 両リーダーの面目を立てながら、どう秘密裏に救出するかを互いに思案していた中、今回の出来事は絶好の機会でもあった。 だが、彼らはまだ想像すらしていない。この先、彼らを待ち受けている争いの戦火を。 今はただ笑顔の裏で、互いに相手をどう出し抜くかを考えている。やがてはその余裕もなくなるだろう。 妃芽薗に一歩足を踏み入れた瞬間から――。
https://w.atwiki.jp/onirensing/pages/577.html
アーティスト:ゆず レベル:6 登場回数:3(レギュラー版第3回、第21回、第30回) 挑戦結果 トモ:成功(レギュラー版第21回)
https://w.atwiki.jp/dangerousssig/pages/119.html
―――これは、どこかの時空での物語。 あったかもしれない、無かったかもしれない、ほんの少しの戯れのお話。 幻想幕間 いつかの待合室 「さ、流石にちょっと緊張してきたかも…」 「馬鹿言ってんじゃねえよナミタ。今まで潜り抜けてきた戦闘に比べりゃ屁みたいなもんだろ」 「咄咄怪事(卍意外)!ナミたん、今さら影駭響震(ブルっち)!?」 「アゲハさ、私は骨でいく?それとも素?」 「…骨は不要であるが、従者の矜持を示せ!」 「…ふぅ…」 ゆっくりと吐き出される紫煙。 香るはハイライト。ラム酒を思わせる濃い目の香りの煙草。 【ダフトパンク!!(DAFT PUNK!!)】 【ぱりなリサーチ事務所】 【闇の王と骨の従者】 【“AGAIN”】 激戦を勝ち抜いた四強は、イグニッション・ユニオンの表彰式に招かれ、豪華な待合室に待機していた。 とはいっても暗躍をし続け、敗退と同時に全国指名手配となった仙道ソウスケはこの場にいない。 そして白烏は空気を読んだのか席を外していた。 時雨ナミタ、漆原トウマ、不忍池ぱりな、村崎揚羽、刃山椿、英コトミ。 全員10代の少年少女。 望んだ青春を送ることが出来なかった少年少女。 戦いは全て終わった。近い境遇を持った少年少女は、イグニッション・ユニオンの争いの場でなければ、惹かれ合い、仲良くなるのは必然であった。戦闘を忘れた、たわいもない会話が飛び交う。 「いやー、時の流れは一瀉千里(ちょっぱや)!なんかあっという間に終わり来ちゃった感じ?」 「そうか?俺は妙に長かった気がするぜ。…変態とトンネルを駆けたのが随分遠い昔に思える…」 「トウマ、完全にトラウマになってるじゃん…記憶から消し去りたいのは分かるけどさ…」 「フフ、ハーフ&ハーフの試合、モザイク多くて分析しにくいってソウスケもぼやいてたっけ…」 「いやいや、“AGAIN”とお相撲のもモザイク祭りだったでしょ。アゲハずっと頭抱えてたんだから」 「ツバキよ!余計なことを言うでない!戦友と言えど、我の傷をわざわざ晒す必要なし!」 わいわいと思い思いに言葉を交わす。 「あ!ところで、アゲぴょん、なんで“そっち”の言葉キープしてるん?」 嫌なところを突っ込まれたと、一瞬苦い顔をした後、努めて冷静に揚羽が答える。 「あー、その、なんだ。今回の表彰式とか、そういう表に出る場合は“闇の王”でいくんで…。こう、事前に慣らしてスイッチを完全にいれないとノリきれないからさー」 複雑な表情を浮かべ、揚羽がポツリと溢す。 「我のキャラがな…ウケてしまったのだ…小中学生…特に男子小中学生に絶大にな…」 コトミ、ぱりな、椿はぴんと来なかったが、トウマとナミタは察して「ああ…」と天井を仰いだ。 紫の魔眼を光らせ、宙を舞い、空間を自在に操り、骨の従者を傍らに置く闇の王… 特定の時期の男子学生、もとい男の子には非常にウケの良い存在であることは、同じく特定の時期を経験しているダフトパンクの二人には痛いほど理解できた。 本来、“闇の王”の姿は普通の所作では村崎組の組員に若輩者と舐められることを危惧しての、苦し紛れのキャラ付であったが、全国放送で想像以上に多くの男の子の心を鷲摑みにしてしまったのだ。 「…故に我は表に出るときは“闇の王”を貫くことにした…まぁ、子供に人気があるというのは、組織の健全化に大きく寄与する。結果としては重畳といったところよ」 「南山之寿(マジおめ)!事業、なんとかなりそうじゃん!」 「アゲハについてきてくれる組員も想像以上に多かったからねー。しんどいバトルしてきたかいあったわ。事業と言えば!CM!ぱりなんの事務所、TVCMまで出してたじゃん!」 「あ!ツバッピ、あれ見てくれたん!?よくね?よくね?」 「ぼ、僕も見ましたよ! 『ぱーりな ぱりな ぱーりな 抜け忍! ぱーりな ぱりな パーリーナイ!』 ってやつですよね?あれ、妙にメロディがこびりつくんですよね」 「あ、今更だけど、タバコ吸ってよかった?苦手な人いたら吸わないけど」 「俺もたまに吸うから、全然かまわねえよ…って、結構濃いの吸ってんのな!ま、らしいんじゃねえか?」 そう。戦いは全て終わったのだ。 少年少女の前にあるのは明るい未来への道筋。 互いに今後の明るい道を語り合い、瞬く間に時間が過ぎゆく。 間もなく表彰式が開かれる時間となったので、服装を整え、準備を始める。 しかしーーー 待合室の周囲の空気がおかしい。 冷静で、確かな運営をしてきたはずのスタッフたちが、大いに慌てている気配がする。 一体何が? 「お、お!お嬢様…!あ、あ…ありえないことが!」 その答えは、同じく大いに慌てて部屋に入ってきた白烏が持っていた。 冷静沈着(メンブレなしで)、百戦錬磨(レベチ)の白烏がうろたえるだけの答え。 「準決勝…、ミスジャッジが発生したため、“AGAIN”の逆転勝利の可能性あり…とのことです…」 「「「「「はあああ!!!??」」」」」 ◆◆◆ 控室の面々が同時に叫ぶ。 戦場においては常に冷静、波一つ立たぬ澄み切った精神構造をしているぱりなですら我を忘れている。 逆転勝利で一番恩恵を受けるはずのコトミも、何が起きたか分からないと大いに混乱している。 当事者ではないダフトパンクの二人も、刃山椿も事態に頭が付いてこない。 「うわ…トウマ…どうやら本当みたい…見てよネットニュース…」 ナミタに促され、その場の面々はスマホを取り出し状況を把握しようとする。 『準決勝にミスジャッジ!“AGAIN”奇跡の逆転勝利!?』 『運営に一体何が?急転直下の大逆転』 『ミスジャッジの判定の遅さに疑問の声も』 『審判全会一致で“AGAIN”の勝利を支持との情報』 刺激的な文字列がどんどんと並んでいく。 困惑、混乱。騒がしくなった待合室に、軽い音が響く。 パン パン パン うすら寒い拍手とともに、細身長身の軽薄な印象を与える金髪の男が待合室に踏み込んできた。 仙道ソウスケ。全国に指名手配されているトリックスターが、いかな方法か再び姿を現したのだ。 「やあ、歴戦のベスト4、紳士淑女の皆さま!大変困惑なさっているようですが、いかがなさいましたか?」 このタイミングでのソウスケの登場。芝居がかった所作。 待合室の面々が困惑している事態に関わっているのは、あまりにも明白であった。 何も言わずにトウマが金属バットを構える。 “切り込み椿”が居合の構えを取る。 「すとっぴ!二人とも張眉怒目(おこ)は分かるけど、とりま、おちつき?」 一触即発の空気になったところを、ぱりなが宥める。 「お兄さん、さあ、このミスジャッジ騒ぎに関わってる、ってことでオケツ?」 そのまま、この場の全員が思っていることを代弁する。 「勿論。勿論だとも。ネットニュース見ただろ?」 反射的にコトミが叫ぶ。 「い、意味わかんない!私も知らないんだけど!?本当にミスジャッジなんてあったの?ソウスケのいつものフェイクじゃなくて?」 その言葉を酷く懐かしいもののように、目を細め受け止めたソウスケは、仰々しく両手を広げ、よく通る声を飛ばした。 「ああそうともコトミ!ミスジャッジはあった!本当は僕たちが勝っていたのに!コトミは知らなくて当然だけどね!」 「…知らなくて当然…とは気になりますな。コトミ様以外の、端的に言えば貴方が知っていること、という風に聞こえますが」 白烏が的確に指摘をする。 何を考えているか読めない、特徴的な笑顔を全開にソウスケが答える。 「答えを引っ張る理由なんてどこにもないからねえ。簡単な話さ。審判が判断したんだよ。この大会は、24時間以上戦って決着がつかなかった場合、判定による決着となる…。当然その判定をする審判が運営に用意されているんだ」 皆初めて聞く情報にうまく反応できず固まる。 それを尻目にソウスケは続ける。 「審判だからねえ。勝敗以外にも何か反則をしていないかの確認、リングアウトなどの確認、生死のタイミング確認など作業は多岐にわたる。そしてそれらの報告や管理は審判に貸与された端末によって行われるんだ。」 ソウスケはわざとらしい仕草で腕時計に目をやる。 「今からちょうど24時間前。イグニッション・ユニオンの審判、総勢35名全員が、偶然にも(・ ・ ・ ・)同時に、【ぱりなリサーチ事務所】の反則負けを申告したらしい。全会一致によりその申告はシステムに受理された。運営がこの申告に混乱しているところをメディアがすっぱ抜いた、って寸法さ」 ギリ、と金属バットを握る音が響いた。 「…てめえ…!買収か?それとも脅迫か!?やりやがったな(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)?ミスジャッジでも何でもねえ…!勝ち星の操作じゃねえか!!」 なんという悪辣。 不忍池ぱりなや村崎揚羽のように、試合に勝つために調査と準備を積み重ねる参加者は数多いたが、この稀代の悪党は、試合そのものすら見ていなかった。自分の土俵に引き込むどころか、土俵自体をひっくり返して見せたのだ。 待合室の面々に殺気が満ちるが、そよ風のようにソウスケは受け流し、なおも言葉を紡ぐ。 「ミスジャッジがあったならさぁ…僕たちの優勝もあったんじゃない?いや!むしろ“AGAIN”は優勝していたね!方法は言わないけど、ダフトパンク相手なら必勝の手段があったし。うん、僕たちは絶対に勝てた!“AGAIN”は優勝を主張するよ!」 ミスジャッジの話から一足飛びして、自身の優勝の主張まで始めた。 余りにも強引かつ強烈な論展開に、皆がツッコミを入れようとした瞬間。 よく通る朗々とした声が待合室に響いた。 「ふむ…貴様の言う事は一理ある…」 “闇の王”村崎揚羽の声であった。 「アゲハ!?」 「何言ってんだ王様!?」 「ミスジャッジが事実なら、“AGAIN”が優勝。という論は当然ではないか?」 理解できないという風にナミタが噛みつく。 「お、おかしいよいくらなんでも!それで優勝を主張するなんて…」 揚羽の主張の理不尽さを糾弾しようとしたが、その言葉を揚羽自身が遮った。 「確かに“AGAIN”優勝というのは暴論か!」 大論戦を覚悟していただけに、待合室の空気が弛緩する。 「ならば!一歩譲り!準決勝からやり直すというのは如何か!?」 (この野郎!) (さ…最悪だよ!) (一歩引いてから要求通してきたし!) その戦略と口車で天使と悪魔すら地に堕として見せた仙道ソウスケ 日本最悪級の呪物をハッタリと演技で解体した村崎揚羽 イグニッション・ユニオン参加者、弁舌二強が最悪の形で手を結んだ。 「運営が正式にミスジャッジがあったと言っているのならやり直しは当然ではないかい?」「我らは何もぱりなを敗退させようというわけではない、やり直すというだけである」「ああ!でもそうすると能力の底を晒しているものが不利になってしまうなあ!」「では相手を入れ替えるというのはいかがであろう?」「日程だったら僕が抑えてあるよ一週間後でどうだい?」「おお素晴らしい!我らも偶然ではあるが一週間後であれば空いている!いやこれは偶然!ダフトパンクの二人も一週間後であれば空いているではないか!」「おやおや王様、ダフトパンクのスケジュールをなんで把握しているんだい?まあいいか。ちなみにぱりなリサーチ事務所も一週間後であれば依頼業務の谷間だから余裕があるねぇ」「貴様こそぱりなの予定を把握しているではないか!」「戦場はどうしようか、これもシャッフルしちゃおう」「運営に早速ではあるが連絡を取るとしよう」 皆が呆然とする隙をつき、マシンガンのように二人が喋り、高速で物事の段取りを進めていく。 「ちょま!妾(あーし)ら無視して話を…」 「ああ!すまないねぱりなさん!僕には【ぱりなリサーチ事務所】の強制敗退を防ぐためにはこれしか思いつかないんだ!」 「我の未熟を憎むのみである…やり直すことでしかこの事態を打破できないとは…!!」 喧々諤々 侃々諤々 甲論乙駁 丁々発止 いかな百戦錬磨の不忍池ぱりなとはいえ、屈指の論客コンビが繰り出す暴論を防ぎきることが出来ない。非常にタチが悪いことに、片方が押せば片方が引く、典型的なヤクザの弁論を二人は完璧に使いこなしていた。 そして、ぱりなが弁舌で勝てないという事は、この場の誰も弁舌で勝てないという事を意味した。 (トウマ…何か策ある…?) (あると思うか…?この組み合わせはヤバすぎるだろ…1言ったら100返されるぞ…!) そう。弁舌では勝てない。 ――ならば別の手段でねじ伏せるだけである。 幸いにしてそれが出来る者がこの場にはいた。 スパン!と軽い音が二つ響き渡る。 「痛い!?」 「ぐぬぅう!?」 悲鳴を上げるは仙道ソウスケと村崎揚羽。 両者の頭を叩くは英コトミと刃山椿。 「ソウスケ!馬鹿言ってんじゃない!」 「アゲハ!阿呆なこと言うな!」 先ほどまでの独壇場のような弁舌はどこへやら、叩かれた二人は身をすくめ、しどろもどろに何かを言おうとする。 「いやほら、ね、コトミ?これはコトミのためでもあって…」 「案が通れば村崎組の安定経営もだな…」 スパパーン! またしても響くスナップ音。 「「言い訳無用!!」」 叩きのめされた二人は床に正座をさせられた。 「ソウスケさあ、気持ちは嬉しいよ。もしかしたら勝っていたのかもしれない。でもそれを言うのが遅い時点で、やっぱり負けだよ」 「アゲハの言いたいこと分からないでもないけど、私たちに出来るのは勝者を気持ちよく祝福すること!そうでしょ?」 完全に首輪を掴まれた飼い犬状態になった二人は、うなだれながら小さく「はい…」と呟いた。 「声が小さい!」 「ハッキリ返事!」 みるみると小さくなっていく二人を、ぱりなは写メに撮った。 ◆◆◆ 「私、仙道ソウスケは当初の結果を受け入れ大会をこれ以上荒らしたりしないことをここに誓います…」 「我…村崎揚羽も同様に誓います…」 仙道ソウスケも村崎揚羽も、唯一絶対に頭の上がらない二人にボコボコにされていた。 「けっ、お熱いこった」 もっとも、ダフトパンクやぱりなから見れば、それはイチャついているようにしか見えなかったが。 「トウマ、なんか下らないことしているうちに、表彰式近くなっちゃったよ!早く表彰台に向かおう!」 一連の流れを、下らないこととぶった切る図太さが時雨ナミタにはあった。 疾風迅雷(誰よりも早く)表彰台に向かっていったぱりなリサーチ事務所の後を追い、ダフトパンクも駆ける。 「アゲハ、正座でついた埃を落としたら追ってきなよ?」 刃山椿も表彰台に向かった。 「…じゃ、ソウスケ…なんだかんだ感謝してる。それじゃまた(・ ・ ・ ・ ・ ・)」 英コトミも何かを言いたげな複雑な顔をしたまま表彰台へ向かった。 こうして大分広くなった待合室に、仙道ソウスケと村崎揚羽が残された。 本当であれば村崎揚羽が表彰台へ向かい、仙道ソウスケは立ち去る。 それで幻想の物語は終わりを迎えるはずであった。 しかし、村崎揚羽が動こうとしない。 ゆっくりと立ち上がると、仙道ソウスケに向かい合った。 「おやおやどうしたんだい王様?早く表彰会場に向かいなよ。流石に僕は表に出れないけどねえ」 「間もなく向かう。ただ、我は一つだけハッキリとさせておきたくてな。貴様が述べた審判買収。効果の余りにも遅い買収。それとは別に、ミスジャッジは確かにあったのではないか?貴様は、それを誤魔化して平穏にことを収めようとしたのではないか?」 シン、と音が聞こえそうな静寂。 待合室に掛けられた豪奢な時計の秒針の音が痛いほどに響く。 「…根拠は?」 「貴様は、英コトミにだけは嘘をつかぬ。『ああそうともコトミ!ミスジャッジはあった!本当は僕たちが勝っていたのに』は嘘偽りなき真実ということだ」 生温い、妙な緊迫感をはらんだ静寂が二人の間に横たわる。 「…答えたくないのなら、聞き流して構わぬ。これから述べるは、我が虚空に放つ戯れ言に過ぎぬ」 淡々と“闇の王”が推察を述べる。 「おそらく、本当にミスジャッジは在ったのであろう。しかし発覚が遅すぎた。貴様(ソウスケ)は既に表舞台から姿を消し、決勝の準備も進んでしまっている」 村崎揚羽は人差し指をトントンとこめかみにあてる。自身の考えを整理するように。 「ミスをもみ消すわけにはいかない。かと言って準決勝をやり直すわけにもいかない。困った運営は貴様(ソウスケ)に協力を仰いだ…。連絡に関しては、抜け目ない貴様のことだ。鷹岡あたりとはまだラインを残していたのであろう?」 「…はは、その戯れ言、面白いね。けど、僕が運営に協力する義理なんて無いよね?」 「そこは我も気になった。しかし貴様が何か事を起こすなら、理由は英コトミしかありえないであろう」 ほんの僅かであるが、ソウスケの笑みが薄らいだ。 しかしその変化はコトミでなくては気が付けない程の些細なものであった。 「仮にミスジャッジが明らかになったら?一番難しい立場に置かれるのは英コトミだ。時間をおいての“AGAIN”勝利となれば、当然痛くもない腹を無遠慮に探られるだろう。」 トン、と一際大きく音が鳴った。 「…しかしミスジャッジがソウスケの暗躍であると判明すれば?これまでの戦いで、『外道のソウスケの策に振り回されるコトミ』という構図は視聴者に刷り込まれている…」 揚羽はスマホを取り出した。 「嗚呼、やはり。コトミの晴れ舞台である表彰式に、疑念の種は残さぬのは当然よな」 『ミスジャッジの裏に仙道ソウスケの暗躍』 『審査員激白「私は脅された、私一人くらいなら影響がないと思っていた」卑劣なその手口』 『運営公式、ミスジャッジの発表はあったが結果は変わらずとの弁』 『仙道ソウスケは行方不明、稀代の悪党の姿はいずこ!?』 各メディアが示し合わせたかのようにソウスケの陰謀をつまびらかに記していた。 ミスジャッジという衝撃的発表は多くの人々の耳目をネットニュースに集めた。そしてその後、大半の民衆がより多くの情報を求め、ネットサーフィンを始めたタイミングでの真相発表。あまりにも鮮やかな情報操作であった。 「ミスジャッジはあった。それを認め、公表しつつ、“ソレ”は仙道ソウスケの暗躍によるものとして、英コトミの参加する大会を平穏に終わらせる…実に見事である!」 ただ、と揚羽が続ける。 「…何故ここまでした。貴様であれば、コトミに害がないようにするならいくらでも方法はあったであろう。この方法は、貴様だけは泥をかぶるが、ぱりなリサーチ事務所やダフトパンクの名誉も保たれる妙策だ。何故ここまでしたのだ。」 ふぅ、と軽い息がソウスケの口から漏れた。 「だってさ、大会を盛り上げたままでいたいじゃない」 人肉ケーキを使い、善人の心を利用し、様々な命をオモチャにした悪漢とは思えぬ言葉。 「コトミに傷が付かないようにする。それを完璧にするには大会を成功させなきゃいけないんだ。コトミは優しいからねえ。ぱりなとか僕はど~うでもいいんだけど、ぱりなが悲しんだらコトミは傷ついちゃう。それは嫌だよ。それにねぇ…僕もこの大会は楽しかったんだ。それは本心さ。信じる信じないは王様の勝手だけどね」 それに、とソウスケは続ける。 人を偽り、自身を偽り、参加者どころか運営すら手玉にとった男が、真摯な言葉を吐いた。 残念ながら揚羽には、ソウスケが本心から語っていると信じ切ることは出来なかったが。 「―――この部屋にいた四組は、皆最高だった!誰が優勝したっておかしくなかったさ。色々あったけど、運命の女神はたまたまあの二人組に微笑んだ。勝者に最大限の賞賛を!!!敗者には安らかな休暇を!僕が思うのはそれだけさ!」 真摯な表情は一瞬。ソウスケはすぐさま考えの読めないうさんくさい表情に切り替えると、言葉を返した。 「…“戯れ言”とはいえ、言われっぱなしは悔しいから、僕からも“戯れ言”を王様に一つまみ献上!」 ソウスケは全開の笑顔ながらも目は欠片も笑っていない。 嫌な予感がして揚羽は身構えた。 「…王様、僕の話に乗るのが異常に早かったよね?」 「…我に利のある話であるのだから当然であろう」 「ん~。それにしては引くのが早すぎたねぇ!まるでこの話がうまくいかないって、最初から知ってた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)みたいに!」 「…」 「黙秘権の行使かな?まぁいいや、じゃあ独演会としゃれこもう!王様の言葉は筋が通っていたけど、僕と運営が連絡を取った方法に、『鷹岡あたりとはまだラインを残していたのであろう?』は無理筋だったねぇ!」 その言葉一つで揚羽は自身のミスに気が付いた。しかし動揺は見せない。 「運営に、僕が盗聴器でも仕掛けたのかもしれない。誰かを脅したのかもしれない。C3ステーションにコネがあるのかもしれない。選択肢は無限さ。なのに何故わざわざトップの鷹岡との関係を疑う?簡単な話さ。自分がそうだから(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)!」 爬虫類めいた、感情を読ませない瞳でソウスケが揚羽の顔を覗き込む。 「王様、かーなり早い段階から鷹岡とコンタクト取っていたでしょう?そう考えると運営が異様に【闇の王と骨の従者】を推していたのも…スッキリしちゃうねぇ!」 「…その“戯れ言”が本当だとしても、それなら貴様の茶番に乗る理由は無かったのではないか?」 「そうだねえ。それだけが本当に謎なんだけど…“戯れ言”が本当だと仮定して、王様から答えを聞くのは野暮かな…?」 相変わらず本心を読ませぬソウスケに一つ溜息をつき、揚羽は返した。 「これは“戯れ言”というよりも“物語”であるがな、王は、近しい者には本来の姿をさらすらしい」 「その心は?」 「とある王は、自分を負かした相手が泡を吹く姿を見たかった、ただそれだけよ」 「ははぁ、子供っぽいねえ!」 「それをいうなら、同じようなことをする道化がいたらしい。道化の計画、すべて順調に進んだのなら、姫の前に姿をさらす必要はどこにもない。かつて道化を討ち果たした忍びが慌てふためく姿を、直接見たかったのではないか?」 にんまりと仙道ソウスケが笑う。 同じくにんまりと村崎揚羽が笑う。 「性格の悪い王様がいたものだねえ!」 「性格の悪い道化がいたものよ!」 二人はひとしきり笑った。 笑って笑って笑い疲れたあと、向かい合い、数刻ほど黙り合った。 そして、村崎揚羽は表彰式へと駆けた。仙道ソウスケはぬるりと闇へ消えた。 「We look forward to serving you again!」 いつもの決め台詞と共に。 ◆◆◆ 表彰台に向かい、永遠の青春を駆ける相棒同士が笑う。 表彰台に向かい、全てを振り切った忍姫と老忍が笑う。 表彰台に向かい、普通へ進む闇の王と骨の従者が笑う。 表彰台に向かい、救われた少女が携帯を片手に笑う。 会場に集まった観客が大きな歓声を浴びせる。 万雷の拍手が四組を包む。 勝者にありったけの敬意を。 楽しい世界をもたらした運営に賛辞を。 曲がりくねった道を進む炎たちの行く末を見守ってくれた観客に心からの感謝を。 こうして、一つの祭りの炎は消えた。 幻想幕間~劇終~
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/14847.html
そのらじおから【登録タグ そ アキバヲタP 曲 猫村いろは】 作詞:アキバヲタP 作曲:アキバヲタP 編曲:アキバヲタP 唄:猫村いろは 曲紹介 東北地方太平洋沖地震が起こった4日後に投稿された曲。 アキバヲタPには珍しく、動画のコメントが真面目な文になっている。 歌詞 お前は笑え 性懲りもなく只笑え 今日も元気で 居てくれたらそれだけでいいんだ 大丈夫だよ お前は今此処で 笑えるだろう 声がするだろ 誰かが居るよ お前は明日も 笑っていられる そうだろ 一回でも 1秒でもいいから さぁ どうでもいい事言って 下らなく笑おうな 大丈夫だよ お前は今日此処で 生きているだろ 息をしてるだろ 誰かもきっと お前の明日を 笑ってくれてるさ 不確かなもの 偶然のもの 必然なんて 何もないのさ さぁ笑おうか お前の声は いつまでも美しい 大丈夫だよ 大丈夫だよ 大丈夫だよ 大丈夫だよ 大丈夫だよ 大丈夫だよ さぁ自由に笑っていいよ コメント いい歌ですね! -- あんこ (2011-03-18 18 33 49) いつか、こんな出来事も忘れられる程、平穏な日に思い切り笑いたい -- 名無しさん (2011-03-18 20 42 35) はぁ。今日もガンバロ…。ニハッ -- 名無しさん (2011-04-01 11 02 10) 有り難うヲタP。元気でた。 -- aiaru (2011-04-01 11 04 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/593.html
シン「なんですか?この袋?」 パチュリー「今日は節分といって、豆を撒いて今年一年の厄を払う日なの、それはそのための豆。」 シン「あぁ、そういえばそんなイベントもあったっけ。あれ?でも鬼役はだれがするんです?」 パチュリー「あら、忘れたの?この屋敷には生粋の鬼が2人もいるじゃない。」 シン「って、まさかあの2人ですか?」 パチュリー「そう、あの2人。」 シン「でも良くあの2人がそんな役をやってくれましたね、妹様はともかくお嬢様はすごく嫌がりそうだけど……」 パチュリー「その見解は正しいわよ、レミィはこのイベントに乗り気じゃないわ、まぁそれでも毎年必ず参加させているけど。」 シン「そ、そうなんですか。」 パチュリー「そういうわけで今日は夕食まで無礼講だから、好きなだけ豆をぶつけてきなさい。」 シン「はぁ、それじゃ行ってきます。」 シン「と、言われたはいいものの……とりあえずどっちを探すかな…… 2人の性格上妹様は大はしゃぎで逃げ回ってそうだけど……、 お嬢様はめんどくさがりそうだよなぁ、どっかに隠れてやりすごそうだ そう考えると先に探すべきはお嬢様だな、とりあえず部屋に行ってみるか。」 シン「失礼します……って本当にいた。」 レミリア「あらシン、どうかしたの?」 シン「あ、いえ、節分と言うことで、豆を撒きにきました。」 レミリア「あぁ、そういえば今日はそんなイベントだったわね、いいわよ、勝手に撒いていきなさい。」 シン「なんかその余裕な態度が怖いですけどとりあえず遠慮なく……鬼は~そブベラァ!!!」 レミリア「あら?どうしたのシン、いきなり吹き飛んだりして。」 シン「自分で殴っておいて出る言葉がそれか!いきなり何するんだよ!」 レミリア「自分が攻撃されたら反撃するのは、生物として当然の行動だと思うのだけど。」 シン「いや、そりゃそうですけど……」 レミリア「それにね、貴方は新米だから知らないかもしれないけど、うちでの節分って言うのは鬼とメイドのガチバトル形式で行うのよ。」 シン「な……そんなこと聞いてな……謀ったなパチュリー!!」 レミリア「そういうわけだから、精々逃げ回って私を楽しませなさい。」 シン「ちょ、グングニルは死n……ウキャーーーーーーーー!!」 シン「ゼェ、ゼェ、なんとかまいたみたいだな……ってうぉ、何だこの死屍累々で混沌とした状況は。」 フラン「あれー、シンがいる、そんなところでどうしたの?」 シン「いや、お嬢様から逃げてきたんですけど……まさかこの状況は妹様が?」 フラン「うん、今日は豆まきの日だから皆と遊んでたんだけど、歯応えがなくってちょっとつまらなかったかなー。」 シン「そ、そうですか、それは残念でしたね。」 フラン「でもシンとなら楽しく遊べるよね!」 シン「ヴェ!」 フラン「それじゃ弾幕ごっこ行くよ!前みたいに全部避けて見せてね?!」 シン「うぉ、初っ端カゴメは卑怯……ウボァァァァァァァァァァァァァ!!」 シン「まったく……今日はえらい目にあった……」 パチュリー「お疲れ様だったわね、ハイこれ、咲夜が作った恵方巻き、食べるときは南南東を向くのよ。」 シン「パチュリーさん……なんで鬼が反撃してくること教えてくれなかったんですか……。」 パチュリー「おもしろそうだったから。」 シン「貴女の性格も大概ですね……」 パチュリー「ここの妖怪は皆そんなものよ、それにいい気分転換にはなったんじゃないかしら?」 シン「……気づいてたんですか。」 パチュリー「多分咲夜とレミィも気付いてるわよ。二人とも態度には出さないけれど。」 シン「そうですか……確かに、こんな馬鹿騒ぎをしたのは元の世界から数えてもかなり久しぶりだったんで、いい気分転換にはなりましたよ。」 パチュリー「そう、なら明日からまたしっかり働きなさい、でないと咲夜にナイフで刺されるわよ?」 シン「それは勘弁願いたいですね。」 パチュリー「そうならない様に頑張りなさい。」 シン「そうします、ありがとうございました こうして今日も平和に紅魔館の夜は過ぎていくのであった ◆c5XWR95t9U氏の東方小ネタ-02へ戻る 一覧へ
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/5486.html
さわ子「平日に泊まり込んで、どうしたお前ら」 唯「ははは、ほんとのこと言うと寂しいの」 律「まぁ最後の学園祭終わっちゃったし」 澪「もう卒業なんだなーって」 紬「そしたら何だか学園祭前に戻りたくなっちゃって……」 梓「お前らまだ二年生だろ」 澪「そういえばそうだったな」 紬「いつから三年生になったと錯覚していたんだろう」 唯「ごめんね私が変な話したせいで」 さわ子「変な話?」 唯「えっとね」 律「あ!」 唯「物置にね」 律「思い出したわ」 ドンドンドンドンドン ダシテー 律「和を物置に閉じ込めて」 唯「一年間封印したらどうなるんだろって話」 さわ子「は?」 ドンドンドンドンドン ダシテー 唯「やべっ。和ちゃんカンカンやで」 トンちゃん「怖い怖い」 澪「あれ?」 律「どうした」 澪「和なら結構前に物置から出したぞ」 唯「え」 梓「誰だあの声」 ダシテー 律「あ、私の携帯の着信音だったった」ダシテーダシテー 澪「なんだビックリした」 律「お、和からメールだ」 From 和 To 律 件名 お前のドラム なかなか良い値段だったぞ 律「ファック」 澪「どうした」 律「ドラムがやられた」 梓「やっぱりパクられてたんですね」 紬「そんなことってあるんですね」 澪「ねーよと言いたいところだが」 ガチャ 律「ドラムが無くなってやがる」 唯「若干笑えるな」 梓「確かに。若干確かに」 律「クソーあのメガネ……」ピローン 梓「line来てますよ」 律「お、クソメガネからだ」 和 ウソウソ、元の場所に戻しといたから 律「おろ?」 澪「ドラムが戻ってる」 和「あー重かった」 律「お前は何がしたいんだ」 和「別に良いでしょ、全部戻ってるんだから」 律「ちょっと待てシンバルがねぇぞ」 和「あるよ」 律「どこに」 和「頭上に」 律「え?」 ッバーン! 律「いて!」 シンバル「あーまたか……」 唯「クソワロタ」 律「あーやってらんねぇもう帰るわ」 梓「ちょっと待ってください!」 律「なんだよ」 梓「これからライブですよ! 何ですか帰るって!」 律「はい?」 澪「梓が壊れた」 唯「落ち着けあずにゃん」 梓「あれ?」 紬「ついていけんすわ梓には」 トンちゃん「あーやっちまいましたね」 梓「うわーいやだいやだ、私の時だけこれだ」 律「まぁまぁまぁ」 澪「だってさすがに無理だあるというか」 紬「あ!」 律「お?」 紬「思い出しました」 唯「ふむふむ」 紬「和ちゃんは」 和「やべっ」 紬「さっき私が」 ドンドンドンドンドン ダシテーダシテー 紬「Facebookで友達申請したのに拒否した裏切り者だということを」 ドンドンドンドンドン ダシテーダシテー 紬「今思い出しました」 和「すまんかった。ノリだ」 紬「こいつはTwitterもブロックした裏切り者だ」 和「すまんかった。うざかったんだ」 ドンドンドンドンドン ダシテーダシテー 律「誰が閉じこめられてんの?」 澪「ババアが閉じこめられた」 律「え? 誰に?」 澪「わからない」 律「わからないって」 澪「本人に聞いてみよう」 ガチャ 律「あれ? 私のドラムが置いてある」 和「ほんとだ」 律「シンバルがねぇぞ!」 シンバル「またか……」ッバーン! 律「いって! あーやだやだやだ、最低だ」 唯「クソワロタ」 梓「……」 梓「ハハ」 律「どうした」 梓「いやなんか面白いなって」 律「ああ、そうだな」 梓「私も軽音部入ってたら楽しかったんだろうな」 澪「……」 唯「い、今からでも軽音部に入れば……」 梓「無理です」 梓「トンちゃんの世話が忙しいので」 トンちゃん「お、また俺のせいにしちゃう感じ?」 梓「全部トンちゃんのせいだよ」 律「まぁこの亀のせいでお前は生物部に入部するハメになったから」 梓「トンちゃんさえいなければ」 唯「大丈夫だよあずにゃん」 唯「あずにゃんは軽音部員だよ」 紬「だよね。何で急に生物部とか言い出すのか意味わかんなかった」 澪「梓は全般的に意味が分からないんだよ」 梓「あー、理解できなかったんだ。それはすまんかった」 律「私は理解してたぞ」 律「まぁ強いて言えば、そろそろトンちゃん出すのやめようぜ」 澪「なぜ」 律「裏声がキツい」 梓「トンちゃんトンちゃん」 トンちゃん「何すか」 梓「トンちゃんトンちゃん」 トンちゃん「な、何?」 梓「あー呼んでみただけ」 トンちゃん「トンギャアアアアアアアアアアアッッッ!!!」ガンガンガン トンちゃん「アアアア、ゴホッ!ゴホッ!」 律「いやもう無理、キツい」 梓「ノリが良い女だ」 さわ子「とか言ってる間に12時っすよ」 澪「テンション上がってきた!」 律「今日は完徹で遊ぶぞ!」 梓「え?何で遊ぶんですか?」 唯「ムギちゃんの体で遊ぶの」 紬「お、みみはつだわソレ」 さわ子「くっくっく」 律「PS3持ってきたから」 澪「私たちはそれで遊ぶから」 唯「わ、私もPS3あそぶー」 律「あれ?」 澪「お?」 律「PS3がねぇぞ」 唯「もしかして」 律「こりゃパクられたくさいな」 紬「そんなことってあるんですね」 律「お、メールだ」ダシテーダシテー From 和 To 律 件名 お前のPS3 良い値段だったぞ 律「おお」 律「帰るわ」 紬「明日学園祭なのに?」 澪「やっぱり明日学園祭だったんだ」 梓「なんかもう緊張感吹っ飛びましたね」 律「ガチで忘れ物した」 澪「なんだ、何を忘れた」 律「それは言えない」 澪「言え」 律「言いたくない」 澪「わかった。物置の方で聞こう」 律「言いたくないんだって」 澪「なんなんだよ気になるだろ」 律「気にするな、私は帰る。それだけだ」 澪「どこに帰るんだよ」 律「決まっているだろ」 律「地球だ」 律「やり残したことがあるんだ……」 澪「お、分かった」 律「帰る……」 澪「お前さては」 律「……」 澪「エロ本出しっぱなしだろ」 律「地球に帰るーッ!」 澪「待て、今お前の家に電話して帰る意味が無くなるようにしてやる」 梓「おわ、鬼畜や」 律「ヤメロー!」 律「なーんてなウソウソ」 澪「何だよ」 律「あれだ、スティック忘れたんだよ」 澪「何だよあんなん割り箸で良いだろ」 律「お? 馬鹿にしちゃう感じ?」 澪「ウソウソ、ていうかさ」 律「なに」 澪「取りに帰るならついでにわたしんちの台所見てきて」 律「え?」 澪「カレー煮込んだままコッチ来たかもしれない」 梓「おっほ、火災発生?」 澪「今思い出したんだよね」 紬「……」 唯「さっきからムギちゃん携帯見てどうしたのー?」 紬「ん? 澪ちゃんの家が全焼するの実況してるの」 唯「見せて見せて、あ、すごーい」ニヤニヤ 澪「こりゃあ学園祭どころじゃない事態になってきたぞぉ」 梓「ガチですか?」 律「……」 紬「ウソウソ」 澪「びびったー」 澪「練習しようぜ!」 律「何の?」 澪「何のってお前」 律「うん」 澪「学祭ライブに向けての練習だよ」 律「お、確かにそろそろ練習しないとな」 梓「でも律先輩」 律「ん?」 梓「シンバル無いっすよ」 律「おい!」 シンバル「またか……」ッバーン! 律「あたたたた」 唯「クソワロタ」 おしまい 戻る